いろいろな便秘薬

ブログ訪問ありがとうございます。
鍼灸室 なおです。

今回は便秘薬について。
いろいろな便秘薬


一般的には「便秘薬」と一括りにされていますが、
いろいろな種類があるのをご存知ですか?

大きく分けて「刺激性下剤」と「機械性下剤」に分かれます。

◇刺激性下剤
 腸に直接刺激を与え蠕動運動を促すもの。
   即効性がある
   ×腹痛を起こしやすい、耐性が付きやすい
 3種類のタイプがあります。
  ・大腸刺激性下剤
    主成分
     ・センナ、センナ実、センノシド、大黄
        長期常用や妊婦さんはおすすめできません
        (大腸黒皮症の引き金になることがある)
          新サラリン、サトラックスチョコタブ、武田漢方便秘薬、
          コーラックハーブなど

     ・ピコスルファートナトリウム水和物など
        上記の心配がない 
          コーラックソフト、ラキソベロン、ビコラックスなど       
  ・小腸刺激性下剤
     ・ヒマシ油、オリーブ油
        2~4時間で効果が得られますが、常習便秘には不向き
  ・直腸刺激性下剤(坐剤・浣腸)
     ・ビザコジル、グリセリン
        3~10分ほどで効果が得られる
          レシカルボン坐剤、テレミンソフト坐剤、イチジク浣腸など
      ビザコジル系の内服薬としてコーラックがあります

◇機械性下剤
 便に水分を加えるなどして便を柔らかく、排便しやすい状態にし、お通じを促すもの。
   作用が穏やか
   ×即効性が無い
 4種類ほどのタイプがあります。(成分表記は省きます)
  ・塩類下剤
       浸透圧を利用し、便を柔らかくする
       腎臓病の方には向きません 
          ミルマグ、マグミット、酸化マグネシウムなど     
  ・糖類下剤
       塩類と同じく浸透圧を利用し便を柔らかくする
       腸内で善玉菌に分解され乳酸菌などを発生させ腸の動きを助ける
       糖尿病の方には向きません
          マルツエキス、モニラックなど
  ・膨張性下剤
       多めの水と一緒に服用し、便のかさを増やす
          コーラックファイバー、サトラックス、ウイズワンなど
  ・湿潤性下剤
       便の中に水分や油分を取り込んで便を柔らかくする
       肝障害の方には向きません
          コーラックⅡなど


実際の市販薬ではいろいろな成分がブレンドされています。
成分表を確認したり、薬剤師さんに相談しながら購入されることをお勧めします。

そして、レクトシールの場合は、便を柔らかくすることが第一目的ですから、
チョイスは機械性下剤となります。

下剤利用だけでなく、リンゴ、ミカン、海藻と言った水溶性食物繊維を摂取したり、発酵食品をいただくことも大切です。
胃腸は副交感神経によって支配されている器官でもあります。
ですから自律神経のバランスを整えることも必要。

気のめぐりが悪く体内に熱がこもってしまっているような状態でも便秘がひどくなっていまいます。

そんな場合には鍼灸がとっても効果的。
施術中にグルグルとお腹が元気良く動き出すことはよくある現象です。

レクトシールにお悩みの方は
①便秘予防
②骨盤底筋群を鍛える体操
この2点を心掛けましょう。

そして、ひっそりと悩まれる症状は他にもたくさんあります。
誰にも言えなかった、とお話しされる方が多くいらっしゃいます。

鍼灸の力がお役に立てる場合があります。
どうぞ勇気を出していらっしゃいませんか?

ご相談、ご予約はオーナーメール、お電話にてお待ちしております。
       







タグ :生活お悩み

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