ブログ訪問ありがとうございます。
鍼灸室 なお です。
鍼と灸って効き目に違いがあるの?
どんな風に使い分けているの?
そんな質問を受けます。
実は、鍼と灸にはそれぞれに得意とする作用があります。
<鍼>
交感神経の過緊張状態を抑制する働きをする
<灸>
副交感神経の過緊張状態を抑制する働きをする
んんんん?過緊張状態って?
大雑把に言うと
◇交感神経の過緊張状態では
痛み、首肩こり、足の冷え、手足に汗をかく、めまい、吐き気などの症状が現れます
◇副交感神経の過緊張状態では
喘息、アトピー性皮膚炎、じんましん、過敏性腸症候群、
花粉症、アレルギー性鼻炎などの症状が現れます
だからと言って、はいあなたはこちらのタイプでなので灸治療のみとなります、
というわけにはいきません。
辛い場所がどういう状態になっているのか(冷え・熱、力が有るか無いか等)を診たり、
痛みの質や、症状の質によって複合的に決めていきます。
ですから、その都度お灸をしたりしなかったり、または場所や数も変わっていきます。
お灸で温めるのか、鍼で温めるのか、
お灸で熱を取るのか、鍼で取るのか、
お灸で筋肉を緩めるのか、鍼で緩めていくのか、
判断は身体に伺ってから決めていきます。
鍼と灸は自律神経(交感神経・副交感神経)のように丁度良いバランスで使い分けていくのが
一番効果的だと考えます。
ぐっと気温が下がってきました。
古傷や関節の痛みがぶり返す季節です。
自宅でのお灸がお勧めです。
もちろん当室でのケアもお勧めします。
ご相談、ご予約はオーナーメール、またはお電話にてお待ちしております。