ブログ訪問ありがとうございます。
鍼灸室なおです。
空気が乾燥して、風邪症状を訴える人が多くなってきましたね。
予防がもちろん大切なのですが、
少し心配なケースがチラホラありましたので
記事にしますね。
鼻水や咳、発熱といった風邪症状。
そのほとんどは
ウイルス感染(前記事参照)です。
その風邪症状を起こすウイルス、その種類はなんと200種類くらいあると言われています。
凄い数ですよね。
その中で感染力や症状の激しいものがインフルエンザウイルス。
では、インフルエンザじゃなかった場合は?
「風邪ですね」と診断を受けるでしょう。
そしてここからが大切。
風邪と診断された場合のお薬、何がでていますか?
咳止め、解熱剤、鼻水を止めるお薬などなど
症状を抑えるお薬と一緒に
抗菌剤(抗生剤)が処方されていませんか?
風邪の原因はウイルス感染。
抗菌剤(抗生剤)は効かないのです。
このお薬は「細菌」をやっつけるためのお薬なのです。
近年では、抗菌剤の多用によって耐性菌が増え
将来的に、この耐性菌によって命を落とす人が多くなるのではと危惧されています。
そのため、風邪症状に対する抗菌剤(抗生剤)の処方のガイドラインも出来ています。
【参照 抗微生物薬適正使用の手引き 厚生労働省健康局結核感染症課 平成29年6月1日】
わかりますでしょうか。
抗生剤(抗菌剤)が必要とされるケースは
★肺炎が疑われる場合
★溶連菌感染が疑われる場合
上記が疑わしくあり、検査の結果細菌感染となった場合のみなんです。
ですが、この図は診療手順の目安として作成されたものであって、
実際の診療では診察した医師の判断が優先されます。
ただね、、、、
まだまだ風邪症状⇒抗菌剤(抗生剤)を安易に処方してしまう医師がいることも事実。
二次感染の予防(予防につながっているのかエビデンスはまだない)や
患者さんの要望があるから、とか理由は様々ですが
今は、耐性菌の脅威を防ぐためにも
不要な処方をしない方向に進んでいます。
もし、風邪をひいて病院にかかった際、
抗菌剤(抗生剤)が処方されたら
どうして必要なのか、医師に聞くことも大切です(聞きにくいかもしれませんが)
こんなリーフレットもあります。
(画像が薄くてすみません)
というのも、
風邪で病院(診療所)へ行き、親子そろって抗生剤が処方されたケースを立て続けに聞きました。
診断は「たぶん風邪でしょう」だったと。
お~~~~い!!!!
それがいけないんだって!って思ったのです。
話しが長くなりますが、
先日飼い猫にほんの少し咬まれまして、私。
みるみる腫れあがり、抗菌剤が処方されました。
これは細菌感染なので、お薬がよく効きます。
けれど、もし効かなくなったら。。。。
私の手は、というより敗血症にまでなって命を落とすかもしれません。
この時の薬剤師さんからは「耐性菌予防のため飲みきってくださいね」と説明がありました。
耐性菌の出現はそれほど恐ろしいものなのです。
長くなりましたね。
しかも熱くなりました。
熱くなりついでにもう一つ。
ウイルスと細菌は全く違うものです。
(細かな説明は割愛(笑))
そして、抗生剤や抗生物質というのは抗菌剤の一種で、ターゲットは細菌。
何から作られたかによって
抗生剤、若しくは抗菌剤と分けられています。
師走に入り、何かと忙しくなる季節。
疲労の蓄積もウイルス感染しやすくなってきます。
タンパク質をしっかりとって
良質な睡眠も大切!
そうそう、心が健やかであることも重要。
なんだかスッキリしない、
眠れない、イライラする、、、
そんな時は鍼灸を力を信じてみませんか?
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