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鍼灸室 なお です。
冬ですね(当たり前です)
空気が乾燥し、巷ではインフルエンザが猛威を振るっています。
インフルエンザでなくとも、風邪症状に悩まされていらっしゃる方が
多く見られます。
その中でも辛い症状での一つ、お布団に入ると出てくる咳。
もう、寝たいのに、眠いのに~!!
病院では咳止めが処方されます。
でも、もしかしたらこれ、この食材が助けてくれるかもしれません。
蜂蜜です。
日本薬局方では
「生薬主薬製剤」として登録されています。
ですから
効能:「栄養剤,甘味剤,口唇の亀裂・あれ」
用法・用量「栄養剤,甘味剤として,そのまま又は適宜うすめて用いる。口唇の亀裂・あれには,そのまま患部に塗る」
と、記載されています。
この蜂蜜が、咳止めとして働いてくれるのです。
就寝前30分にスプーン半分~2杯の蜂蜜を食べた子供は
夜間の咳嗽(がいそう=せき)が緩和され、夜間の咳に伴う本人と
親の睡眠状態を有意に改善したというデータがあるのです。
(ランダム化比較試験(RCT))
※プラセボ:有効成分を含まないお薬=偽薬
これを見ると、蜂蜜の種類による差はほとんどありません。
でも、子供だけなの?
大人には効果が無いの?
大人の場合には蜂蜜単体よりもコーヒーと混ぜた蜂蜜コーヒーの方が
咳嗽を軽くさせる効果が高いようです。
この場合も、ステロイドを含む去痰剤などより効果的であるとの報告があります。
お料理にも使える蜂蜜、これは試す価値がありそうです。
蜂蜜はわざわざ薬局で購入されなくても、スーパーで販売されている一般的なものでOK!
お咳に悩む方、
今夜あたり、試してみませんか?
それから、蜂蜜は
1才未満のお子様へは禁忌となっています。
くれぐれもご注意くださいませ。
もちろん、鍼灸治療も効果的。
いつまでも微熱が続くような状態は、免疫機能や体力が落ちているから。
しっかり発熱させ、自己治癒力をあげる処方が必要となります。
自己ケアとして
肩甲骨の間をしっかり温めてあげることもおすすめです。