痛みどめ湿布と妊婦さん。

ブログ訪問ありがとうございます。
鍼灸室 なお です。

腰痛、肩こりで湿布を使っていらっしゃる方は多いですね。

よく効くって声や、効いているんだかいないんだかって声まで様々。
安易に使っているこの湿布、この湿布はれっきとしたお薬です。

病院で処方される湿布薬に「モーラステープ」というものがあります。
痛みどめ湿布と妊婦さん。
ケトプロフェンという消炎鎮痛成分が皮膚から吸収され鎮痛効果を発揮する経皮鎮痛消炎テープ剤です。

薄くて、臭いもほとんどなく、よく効くからと、常用されている方もいます。
よく効く。
だってそれはお薬ですから。

だからこそ気を付けてください。
「腰痛いの? これよく効くから使ってみたら。」と安易に他の人へ勧めないでください。

特に妊婦さんへはダメです。
妊娠中に腰痛を発症される方は8割に上ると言われています。

じゃ、この湿布使ってみたら?
好意のつもりが大変な事態になる可能性があるのです。

ケトプロフェンを配合しているモーラステープ、
2014年4月から妊娠後期の方への使用は「禁忌」になっています。
その理由は
妊婦後期に使用した際、胎児の動脈管収縮や羊水過少症の副作用が5例あり、
後遺症などはなく回復したものの、貼り薬と副作用の因果関係が否定できないため。

厚労省HP ケトプロフェン(外皮用剤)の妊娠中における使用についてより
↑ クリックしていただけると、詳細ページへジャンプします。

妊婦さんでなくても、この湿布薬は光線過敏症を起こすことがあるので
使用中はもちろんのこと、使用後もしばらくは患部に日光が当たらないように気を付けられた方がいいですね。

モーラステープはお薬。
妊婦さん(特に後期)への使用は「禁忌」
巷に蔓延している湿布薬だけに、安易な使用にならないよう記事にしました。

知らされていないことって、たくさんあるんですよね。
お薬の添付文書、しょっちゅう改訂されるのですが、すべての先生がその内容を把握しているとは限りません。

腰が痛くても痛みどめは飲めないし、ましてや湿布も使えないなんて・・・・
そうお嘆きの方は、是非鍼灸をお勧めします。
妊娠中でも鍼灸治療は大丈夫です。

ご予約・ご相談はオーナーメール、まだはお電話にて受け付けております。


タグ :生活鍼灸

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この記事へのコメント
やりがちですね(@_@。

飲み薬は気を付けるのですが、シップに対しては『薬』であるという意識が薄いかもしれません。
実家にもこの薬が大量にあり、帰省の際に「腰が痛いならこれを貼りなさい!」と言われました。
私も病院で同じものを処方されており使っていないので断るのですが、余っているなら病院で「まだあります。」って言えばいいのに・・・って思います。

両親にも、『薬』なんだよ!と言って聞かせます。
Posted by chibiyamaneko at 2014年12月09日 07:27
以前、わたしはモーラステープで日光過敏症を起こしました。
とてもひどく皮膚がかぶれて皮膚科で診ていただいたら
モーラステープによるものだと言われてびっくりしました!
だって、いつ貼ったのかも忘れていたくらい 随分と経っていたから。。。
このお薬は相当長い間成分が残ってしまうことがあるそうです。
で、うっかり日に当たってかぶれてしまうんだって!
それ以来、絶対に日に当たらない部分でしか貼らないようにしていますが 出来れば違う湿布薬を処方してもらいます。

お医者さまや薬剤師さんも もっとちゃんと説明してほしいと思いました。
Posted by ゼリーまま at 2014年12月09日 08:21
chibiyamaneko様

外用薬ってどうしても薬「みたい」なもの、って思いがち。
先生も処方されるとききちんと説明をしてほしいですよね。

湿布薬は、ありまーす!って、言えないのはchibiyamanekoさんのご両親だけではありません。多くの方が使いきれないお薬をたっぷりどっさり持っています。
だから、先生はそのあたりを考慮しお薬の処方をしてほしいと思います。

まだありまーす、って言える問診。
これは大切で必要な会話術ですよね。
Posted by nao.nao. at 2014年12月11日 08:10
ゼリーまま様

日光過敏症経験者なんですか!
それは大変でしたね。

まさかそんなことが起ころうとは、ですよね。

日光過敏症はこのケトプロフェンだけでなく、内服薬でも起こす可能性のあるものがたくさんあります。
処方されたお薬、どんな作用があるのか自分でも調べてみることも必要かもしれません。
私自身、マクロライドで腸管出血を起こしたことがあり、以降マクロライドは禁となっているのですがカルテに「マクロライド禁」と赤字で書いてあっても処方されたことがありました。

こちら側も注意をしていかないと、です。
Posted by nao.nao. at 2014年12月11日 08:20
レスを読んでて思い出したことが!

細菌を殺すために一般的によく使われるセフゾンでも
日光過敏症を起こしました(>_<)
お腹に蕁麻疹が出て、顔がパンパンに腫れたの(*_*)
で、処方された耳鼻科に行くと
「日に当たったからだ!」って言われたの。
事前にそんな副作用のことなんか言われなかったしー。
日に当たるなんて 普通のコトじゃん!
やはり飲み薬でも 日光過敏症を起こすんですね。
もちろん、それ以来必ず病院を受診する際には申告してます!
けど、日光過敏症って言ってなかった(-_-;)
ただこのお薬を飲んでアレルギー症状が出たと。。。
呼吸器科(アレルギー科)では違うお薬でも 慎重なほど様子を伺われるけど 
他の科では 同じ成分のお薬を処方されることがあります。
でも、素人の私にはわからず 薬剤師さんだけが頼りです。
自分を守るためにも ちゃんと勉強しないとね!


話は違いますが・・・
ゼリーさんは7月にワクチンで アナフィラキシー・ショックに陥りました\(◎o◎)/!
幸い診察室での出来事だったので、早い処置のおかげで 危機一髪助かりました(^_^;)

飼い主の責任と信じて受けてるワクチンでも
キケンと隣り合わせですね。。。
Posted by ゼリーまま at 2014年12月11日 10:14
ゼリーまま様
本当にお薬は気を付けなくっちゃです。
私はインドメタシンでクインケ浮腫、ヨード系造影剤で薬疹・・・
ついでに、苦手な人と食事をするとじんましん(笑)

ゼリーさんのこと、アナフィラキシーだなんて最も恐れる反応ですよ。
ゼリーままさんは本当にいろいろな経験をされていますよね。5匹のお話だけでなくぜりーさんのアナフィラキシーまで。
だからペットの病気に悩む人たちに優しく寄り添うことが出来るんですね。

あっ、そうそう。
ショートヘア、とってもお似合いでした~(^_-)-☆
Posted by nao.nao. at 2014年12月12日 19:05
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