山の芋と里の芋

ブログ訪問ありがとうございます。
鍼灸室 なお です。

今回は今が旬のお芋について。

山のお芋にはシャキシャキサクサクの長芋や大和芋・つくね芋などがあります。
そして今とっても美味しいのが自然薯。
山の芋と里の芋

濃厚な粘りとお味は、格別です。とろろ汁でいただく場合、
遠州地方は鯖出汁で伸ばすのが一般的。私も大好きなお芋です。

一方、里のお芋の代表は、里芋(そりゃそうですよね)
種類としては、赤芽・石川・セレベス・八つ頭・・・・。
そして、なんと言っても磐田人ですから海老芋。
山の芋と里の芋

この季節を待って、この季節は海老芋三昧です。


この山のお芋と里のお芋、食材としてもとっても優秀。
先ずは山のお芋。
もともと山芋は漢方として使われ、山薬とか山ウナギと言われるほど滋養強壮効果に優れた食材なんです。

人によってはカブレてしまうあのネバネバ。
これこそが山芋の有効成分「ムチン」
◇ムチン
胃の粘膜をうるおし、保護する働きがあります。
水溶性食物繊維でもあるため、糖質の吸収を遅らせ、便秘解消効果も。
他には
◇サポニン
血管壁に付着したコレステロールを除去する働きがあり、動脈硬化予防にも効果的。
抗酸化作用や肝臓の健康を促進します。
◇ジオスニゲン
細胞を活性化し、老化の防止。
◇アミラーゼ
胃腸の消化吸収を助ける働き。
◇カリウム
カリウムによる利水降圧作用により高血圧の予防。

なんだかすごいですね。

一方里のお芋というと・・・
山のお芋と同じくムチンが含まれいるのですが、特筆すべき成分は「ガラクタン」
◇ガラクタン
脳細胞を活性化してボケを防ぎ、免疫力を強化。
がん細胞の抑制、血圧降圧作用、悪玉コレステロールの抑制に効果的。

そして、カリウムの含有率が高いため利尿作用に優れています。

山のお芋と里のお芋、どちらにも共通する特別な成分「ムチン」
人間の粘膜の成分でもあります。
この季節は東洋医学でいえば「燥」の季節。
そう、乾燥する季節なのです。喉や鼻粘膜、肺の粘膜をウルウルに保つために
とってもお勧めの食材であり、だからこそこの季節が旬!というわけなのです。

気になるGI値は
山芋 75 長芋 65  里芋 64 と芋類の中では低め。
(ジャガイモ 90)
カロリーは
山芋 123kcal/100g  長芋 65kcal/100g 里芋 58kcal/100g

今夜あたり、お芋はいかがでしょうか?



同じカテゴリー(食生活)の記事
実験!
実験!(2017-09-20 19:12)

微妙に変化
微妙に変化(2017-07-24 19:18)

柿プリン
柿プリン(2015-11-23 12:25)

エクオール産生菌
エクオール産生菌(2015-10-01 19:38)

不変の人気
不変の人気(2015-09-12 19:12)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
山の芋と里の芋
    コメント(0)